ローンの支払いが無理なときは素早い対応を

現在一番任意売却や自己破産の原因で多いのがローンの支払いです。

景気の良い時代なら、普通に働いてある程度の頭金を貯めて、銀行で住宅ローンを組んで家を買い求め、毎月決まった金額を支払い、ボーナス時期には多めに支払いをして、それが20年ほど続けて完済させる、真面目に働いていれば、これが十分可能でした。

それが今では動乱の時代で、常に景気は変動して景気の先が読めない時代になってしまいました。

景気の悪さのため、会社の売り上げが伸びず、むしろ減っていき、すると社員に我慢を強いられます。

ボーナスカットや給料の引き下げが当たり前になり、悪くすれば、解雇や会社自身がなくなってしまう、そういったケースもあるほどです。

こんな状況では生活費で多くを占めるローンの支払いはかなり苦しくなって行き、ローンの支払いを止めてしまうようになります。

本当は収入が減った時点で、銀行に相談に行き、住宅ローンの支払方法を変更すべきなのですが、多くの人が判断を誤って任意売却、自己破産するしか道がなくなるのです。

でも、収入が減った時点でローンの支払いをするのは到底無理な場合が多く、結局は弁護士事務所に相談するのが正しい判断といえます。